小林さん、例のプロジェクトの件ですが、納期の延期はやはり避けられそうにありませんか。
ええ、先方の度重なる仕様変更により、当初の予定通りに進めるのは極めて厳しい状況に追い込まれております。
そうですか。しかし、このまま延期となれば、我が社としても信頼問題に関わりかねません。どうにか短縮する手立てはありませんか。
当方といたしましても、人員を増員して対応する策を検討したのですが、技術的な難易度が高く、一朝一夕にはいかないのが現状です。
なるほど。開発チームの負荷を考えると、無理な前倒しは品質低下を招くリスクもありますね。
おっしゃる通りです。不具合が残ったまま納品することは、結果的により大きな損失を生むことになりかねません。
では、妥協点として、段階的な納品というのはいかがでしょうか。基幹機能のみをまず先行してリリースする形です。
それであれば、主要な機能にリソースを集中させることができるため、当初の納期通りに部分的な納品が可能です。
その方向で検討しましょう。先方には私から交渉し、段階的リリースの合意を取り付けるようにいたします。
助かります。では、私は分割納品に向けた新たな工程表の作成に直ちに取り掛かります。
お願いします。くれぐれも品質の担保を最優先に進めてください。